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2024.8.5 「こんにちは市長です」を更新しました

2024.8.5「2期目の市政への思い」を掲載しました

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みんなの笑顔へ、まっすぐ
若さと行動力で挑み続ける

 さまざまな技術の発展や新たな感染症の出現など、ますます将来の予測が困難な社会になっています。

 しかしながら、いつの時代も未来を切り開くのは「志」です。密航を企てた吉田松陰など、開国のまち下田の偉人たちから多くのことを学ぶことができます。

 一人ひとりが自ら考え行動していくと共に、多様なつながりを持つことが新しい未来を作っていきます。

 行政と企業、地元の人たちと外から来る人たち、防災と観光など、異なるものがつながり新たな価値を生み出していくことは、古くから掛け算で新たな価値を創造してきた港町下田だからこそ可能だと信じています。

 この街に関わる一人ひとりが高い志を持ち、自らの頭で考えて協力し合いながら行動していく。そんな下田市を目指し、全力を尽くしてまいります。

下田市長 松木 正一郎

松木 正一郎

1960(昭和35)年11月15日、下田市三丁目生まれ。
静岡県立韮山高等学校卒業。早稲田大学理工学部卒業。
建設会社勤務を経て、1989年に静岡県庁に入庁。景観まちづくり課長、下田土木事務所長、賀茂地域局副局長兼賀茂危機管理監などを歴任。
2020年6月、前職の2倍以上の得票数で下田市長に初当選。コロナ禍の厳しい状況の中で観光と感染防止の両立を達成した「下田モデル」の推進や、長年の紆余曲折で混迷を極めていた市庁舎移転の方針決定など、数々の実績を残した。
趣味は合気道(三段)。市内道場で稽古に励みながら、子どもたちへの指導も行う。

2期目の市政への思い

〜つながる下田で新しい未来へ〜

2024年8月5日

 昨今にわかに新型コロナウイルスが感染拡大しており、4年前、初めて市長に就任したときのつらく厳しい船出が思い起こされます。それでも、当時はその正体も知れず、世界中が恐怖の中にあったことを思えば、感染症法上の位置づけが5類に引き下げられた今、その中で2期目を託していただいたことに感謝申し上げ、同時にその責務の重さを実感しているところです。 

 「密を避けて」という、観光地にとって実に厳しい条件から解放され、ようやく町に賑わいを取り戻すチャレンジができる。私の大好きな仕事であるまちづくりができる。そう思っていた矢先、今年の1月1日に能登半島地震が発生しました。その被害の大きさや復旧の遅れを目の当たりにし、更なる対策強化の必要性を痛感しました。

 2期目になすべき政策の3つの柱の筆頭は防災です。まずは安全の基盤をつくること。これをハードとソフトの両面から洗い直します。もっとやるべきことはないか、もっとやれることはないか。それを徹底的に追及し実施していきます。それが「攻めの防災」です。具体的にはたとえば住宅の耐震化や各ご家庭での個別の避難計画の策定などです。そしてそのためには市民の皆様のご協力が不可欠です。安全安心なまちを目指してどうかお力をお貸しください。

 2つ目は経済です。下田市の産業の中心にある観光。これに新たな価値を加え、様々なカタチの観光を創出して人を呼び込み、まちに賑わいと活力を取り戻します。観光はいわゆるモノづくりではありません。あえて言えばコトづくりです。

 工場でライン生産されるモノと違って、私たちは観光で訪れたお客様に感動や思い出を持ち帰っていただく。その大切な「コト」をこれから磨いていくと同時にその仕掛けをまちに埋め込んで経済の好循環を生み出します。

 3本目の柱は教育、文化です。幕末にアメリカから黒船がやってきた開国のまちという国際性と、名作伊豆の踊子を著した川端康成や下田の海を愛した三島由紀夫などの伊豆文学を生み育んだ半島の港まちという地域特性。

 これらグローバリズムとローカリズムの両面を併せ持つ下田の優位性を「グローカルシティプロジェクト」として今後も各種の事業を展開し、教育や文化に生かして優れた人づくりやさらにはまちづくりにつなげてまいります。そして、その拠点を東本郷の現庁舎の跡地に整備したいと考えています。

 地球規模でみれば世界人口は80億を超え、人口爆発の勢いは収まりそうにありませんが、日本では少子化の流れが今も続いており、このままでは地方が「消滅」してしまうと言われています。

 しからば、「地方」の私たちは何をすべきでしょうか。これはとても重要ですが、同時に極めて難しい問題です。人口というパイが縮小していく時代の中で、私たち地方自治体はその奪い合いに走るのではなく、もっと賢い答えを見つけることが大切だと思います。

 では、それは何か。

 私は、「つながる」ことに鍵があると考えます。「つながる」人たちは、「関係人口」と呼ばれます。たとえばこの町の誰かと仲良くなったり、何か目的があって定期的にやってくる人たち。こうした人々はたとえ首都圏に居住していても、しばしばこの町にやって来てくれますし、場合によっては私たち市民の仲間になり、時には戦力にさえなってくれます。 

 「つながる」は人についてだけの話ではありません。モノとモノもつながる、まちとまちもつながる。経済だけでなく、教育、防災など様々な分野でつながることで小さなまち下田は大きな力を得ることができると思うのです。 

 いろいろなモノやコトやヒトと「つながる」ことで下田の〝新しい未来〟をつくっていくことができる。そう信じています。

 これからも市民の皆さまと一緒に力を合わせてこのまちを世界中の人から羨ましがられるような魅力的で暮らしやすい場所に変えていきたいと思います。

 今後の皆さまのご健勝をお祈りするとともに、これからのチャレンジに対するご理解とご協力をお願いして、2期目スタートにあたってのご挨拶とさせていただきます。

こんにちは市長です

広報しもだコラム

松木正一郎のこれまでの実績

新庁舎(校舎棟)が完成

老朽化や津波被害の懸念から2009年から建て替えが検討されていたものの、10余年にわたり二転三転を繰り返し停滞していた市庁舎移転問題が、松木市政のリーダーシップの下でついに決着。

旧稲生沢中学校を活用することで防災面の課題もクリアしながらコストを抑え、2024年4月には市民の交流の場としても利用できるエリアも備えた校舎棟が完成しました。

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旧グランドホテル取得

廃業してから20年以上放置され、景観への悪影響や犯罪・火災などの懸念があった旧グランドホテル。

長年の下田市の懸念の1つであったこの物件について、松木市政では先送りすることなく取得を決断。

建物の解体と、防災機能を併せ持つ公園整備の計画策定を進めています。

広域清掃組合とリサイクル社会

南伊豆町・松崎町・西伊豆町と連携し、効率性と環境負荷に優れた持続可能なゴミ処理を行う体制を確立しました。

人口減少社会の中でも次世代に残せる賀茂地域のゴミ処理事業として、すでに生活環境影響調査を終え、着実に推進しています。

コロナ禍を「下田モデル」で乗り切る

2020年からの新型コロナウイルスの脅威は、下田にも大きな影響を与えました。

観光を主力産業とする下田において、市民の安心と経済の両立を図るため、独自の「下田モデル」を展開。

外部からの来訪者をシャットアウトする町も多かった中で、観光客に対してきちんと感染対策を求めることで、コロナ禍を乗り切りました。

下田の海の豊かさを守る

下田市の宝の1つである「海」を守るため、海水浴場で集めた漂着ペットボトルを再利用したポロシャツを製造、販売しました。

このプロジェクトは、市民や海水浴客と共に海岸を清掃し、集めたペットボトルを繊維に変えて使用。

ファッションブランド「シップス」がデザインしたポロシャツを通じて、環境保護の意識を高めることを目指しています。

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和歌の浦遊歩道崩落の早期改善

私が市長に就任した当時、「和歌の浦遊歩道」が落石のため通行止めのまま放置されていました。

この場所はミシュラン・グリーンガイドで2つ星を獲得した、世界的にも認められた景勝地です。

それまで「改善には数年かかる」と言われていましたが、自身の土木職の経験を活かし、県のバックアップを得ながら効率的かつ低コストの工事を実施。

約半年で通行止めを解除し、多くの市民や観光客が下田の美しい景色を眺めながらの散策を楽しめるようになりました。

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グローカルCITYプロジェクト

2022年1月から「下田市グローカルCITYプロジェクト」を開始しました。

黒船来航の歴史を持つ下田の「国際性」と、文学や歴史、美しい海やジオパークなど豊かな自然といった「地域性」を生かし、下田独自のブランドを作り上げています。

このプロジェクトの下、老若男女を問わず国際人材育成のためのさまざまな教育機会の創出や、下田の独自性を活かしたコンテンツによる新たなまちづくりなどを推進しています。

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白浜大浜海水浴場の健全化

毎年夏に多くの若者たちでにぎわう白浜大浜海水浴場。

その一方で、以前から貸しパラソルなど無許可業者による営業が横行。

松木市政ではこれにしっかり向き合って改善を目指すことを宣言し、警察との連携はもちろんのこと、民間警備会社も投入。

さらに、海水浴用品レンタルは地元事業者が出店するなどして、浜地の健全化を推進しています。

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空き家/空き店舗対策

最近、下田に新しいお店が続々とオープンしていることに気付いているでしょうか?

松木市政では「挑戦者の熱気こそがまちの活気を生む」と考え、下田で新たなチャレンジを考える人の背中を押すためのさまざまな施策を行ってきました。

特に好評なのが、最大50万円を支援する「空き店舗等活用事業補助金」です。

この補助金を利用した新規開業は20件を超える勢いです。この流れはまだまだ続いていく見込みです。

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コロナ禍でも成人式を継続

2019年末から拡大を見せ始めた「新型コロナウイルス」。未知のウイルスの登場に、日本のみならず全世界が混乱に陥りました。

「不要不急の集まりは避けるように」とされたことから、次々に式典や会合が中止に。成人式も多くの自治体で取りやめになりました。

しかし、一生に一度の成人式は不要不急だろうかと熟考の末、下田市では成人式を挙行しました。

「大変な時だからこそ希望を持って未来に向かって進みたい」という新成人のメッセージは感無量でした。

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ご意見、お問い合わせ

市政に関するご意見やお問い合わせは、下田市役所までお気軽にお寄せください。
松木正一郎へのご連絡は「企画課秘書広報係」にて承っております。